JAPAN MINUTE in Suwa City

3つのストーリーが伝える諏訪の技術

新たな出会いを生み出すために、バネを題材にした作品を作ろう

こんにちは。有限会社バッタ☆ネイションの岩沢仁です。

今回はミクロ発條さんの超微細バネをアピールするアウトプットを先方にプレゼンテーションしたいと思います!

 

その前に、まずはアウトプットのアイデアを得るために訪問した「諏訪圏工業メッセ」の様子からご紹介したいと思います。

諏訪のものづくり企業が一堂に集まる「諏訪圏工業メッセ」

諏訪圏工業メッセ」は、魅力あるSUWAブランドの創造をテーマに、諏訪地域のものづくり企業を中心とした展示会。市や商工会議所が主催する展示会では国内最大級のもので、2002年から毎年開催されています。

今年は412社が参加し、3日間でおよそ27,000人が来場したそうです。商談目的の大人たちに混じって地元の小中高生も参加するなど大盛況の展示会でした。

 

今回の提案はこの諏訪圏工業メッセ訪問と第1回の工場見学で得たインスピレーションがもとになっていますが、その目的を簡単におさらいしておきたいと思います。

提案のゴールは「toB(企業)へのアピール」です。ミクロ発條さんの技術や製品を企業に対してアピールすることで、ミクロ発條さんと一緒に仕事がしたい、ものづくりをしたいという企業を見つけることを目指しています。


諏訪圏工業メッセ2016 入り口

諏訪圏工業メッセ2016 ミクロ発條さんの展示ブース


バネの製造過程を見せるために「ゾートロープ」を作ろう

工場見学で一番面白かった「バネの製造工程」をモチーフにしよう

僕が工場見学で一番面白いと思ったのはバネができる工程でした。

技術の凄さを理屈っぽく説明するよりも、世界一小さいバネができる工程を見てもらい新たな発見や感動を得てもらうことが目的への近道なんじゃないかと考えました。

そこで今回は「バネの製造過程を見せるアート作品」を作ろうと思います。でも、ただ工程を見せても面白みがありません。バネができる過程をキレイに見せるための表現手法に「ゾートロープ」を取り上げることにしました。

 

ゾートロープとは

回転のぞき絵(英: Zoetrope、仏: Zootrope)とは、静止画を素早く入れ替えることで、あたかも動いているかのように見せる器具。

《出典》wikipedia「回転のぞき絵」

 

<https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%9E%E8%BB%A2%E3%81%AE%E3%81%9E%E3%81%8D%E7%B5%B5>(アクセス日:2016/12/08)

 

バネを拡大鏡で見た時のワクワク感や、バネができる過程がまるでパラパラ漫画や映画のようだったことからゾートロープを思いつきました。

ミクロ発條さんの技術をただ見せるだけでは、同じようなバネ製造メーカーとの差別化ができません。何百社の中からミクロ発條さんを選んでもらうためには、技術以外にも「こんなことができる面白い会社なんだ!」「この会社なら新しいことにチャレンジしてくれるかもしれない!」と思ってもらうことが大事です。

バネができる工程をゾートロープで楽しく、アーティスティックに見せることで、いままでの技術アピールでは振り返ってくれなかった人たちが興味を持ってくれるかもしれないと考えたのです。

「対象を分解する」ことでアイデアを生み出し、「アイデアを飛ばす」ことで打ち合わせを活性化させる

プレゼンテーションではさまざまなアイデアが飛び出しました

僕にはアイデアを生み出す時の思考ルーティンがあって、ゾートロープのアイデアもその過程を経て生まれました。参考までにそのルーティンのいくつかをご紹介したいと思います。

まず1つめが「対象を分解する」ということ。

今回でいうと、バネって何なのか、バネの特性を分解していきます。

 

たとえば

「バネをバネたらしめているものとは何か?」

「金属」「くるくる」

「伸びること?」

「縮むこと?」

「弾む」「飛ぶ」「揺れる」….

といった感じです。

 

今回も、バネは何で構成されているのかをまず理解した上で、普通に生活しながら考えていました。対象を根本の要素まで分解しておくと、日常生活で目にするものと結びつきやすくなるんですね。

バネを表面的、表層的ではなく深く理解する。そうすることでバネと何かがパッと結びついてきます。

 

もう1つは「アイデアを飛ばす」ということ。

アイデアを突拍子もないところまで飛ばすと、ミーティングの場が一気に回転し始めます。マジメなところをぐるぐる回っていても大した発想は出てきません。

 

たとえば

・バネをダジャレにしてみる

・バネと変なものとつなげてみる

・アイデアを紙に雑に書いてみる(キレイにまとめると良いものに見えてしまうから)

といった具合です。

アイデアを飛ばしながら、どんどん紙にスケッチしていきます

アイデアを飛ばす時には、話しやすい環境や関係性を作っておくことがとても大事です。なぜなら、いいアイデアはお互いがリラックスした状態から生まれるからです。

そのために僕は相手と仲良くなることをいつも心がけています。相手のことをよく知る、相手を巻き込んでいく、そうすることで「こっちの方が良い」「これはダメ」と建設的なアイデアがどんどん飛び出してくるんですよね。

 

今回のゾートロープというアイデアは、こんな思考ルーティンの中から生まれてきたものです。みなさんの参考になれば嬉しいです。

さて、次回工程ではこのアイデアを設計図レベルに落とし込み、具体的な完成予想図を共有していきたいと思います。次回もお楽しみに!